12月3日、名城大学校友会主催の「市民公開講座」を開催しました。
会場の校友会館は、今年5月に完成し、一階の郵便局、喫茶、理容店は地域の方々に利用されております。
開催に先立ちまして、山田弥一会長より「地域の人々に愛される校友会館として社会貢献の一環となるよう今回の公開講座を企画しました。」と挨拶がありました。
名城大学農学部長の小原章裕教授をお迎えし、「食生活でガンは予防できるか?−健全な食生活の構築−」の題目で講演していただきました。
戦後まもなくの頃までは上位を占めていた肺結核などの感染症は下位になり、現代では、ガン、脳血管疾患、心疾患や食生活など様々な要因が重なって発症を誘発する生活習慣病が上位を占めています。 私達にとって、病気を予防するために食生活がいかに大切かということを中心にお話をされました。古来中国の書物に残されていた「薬食同源」の様々な事象が科学的に証明されていること、更には、食生活によるガンの予防について具体的且つ丁寧に説明をされました。
小原教授の熱のこもった講演で、予定時間を15分超えましたが、参加者からは積極的な質問が相次ぎ、ガン予防について関心の深さを示しておりました。
「食生活の大切さがよく理解できた。大変参考になった。」などの感想が寄せられました。
名古屋市内居住の多くの方々にご参加いただき、遠くは岐阜県可児市からもお越しいただきました。今回の講座を通して、人々の健康への関心が高いことを認識しました。
社会貢献として、次回も開催していく予定です。