卒業生の皆さん、本日は、まことにおめでとうございます。
皆さんのご卒業を心よりお祝い申し上げます。
私は、名城大学校友会会長を務めております山田弥一です。
校友会とは卒業生の会であります。校友会の会員は、皆さんを含めまして20万1千人を超えています。
これは中部地区の大学同窓会では最大の会員を有する組織であります。
本日から皆さんは校友会会員です。
校友会は会員相互の親睦と融和を図り、母校であります名城大学の発展に寄与することを目的に活動を行っております。
校友会本部事務局は校友会館三階にあります。支部は37支部があります。北は北海道支部から、南は沖縄県支部まで。
そして、海外は台湾支部を含めての37支部であります。そして愛知県内には6つの卒業生の会と7学部同窓会が存在して、それぞれ活動をしております。
校友会は「学生第一主義」をモットーにして、在学生の皆さんにいろいろな支援援助活動をしております。
例えば、
〇 100円朝食の支援
〇 無料ランチの実施
〇 給付型奨学金として毎年35人の在学生に20万円を交付
〇 クラブ活動に対しては全国大会に出場する団体・個人に援助・支援
〇 新入学生には、入学記念として、交通系電子マネーのオリジナル「名城マナカ」 を全員に贈呈
〇 卒業生全員に、卒業記念として、男子学生にはオリジナル「名城ネクタイ」女子学生には今治のオリジナル「名城ハンカチ」を贈呈
このように、校友会は、在学生皆様方の援助支援をおこなっております。
これからは、皆さんも私たちと一緒になって後輩である在学生を支援・援助をしようではありませんか。
これからは、皆さんもぜひ校友会活動にご参加していただきたいと思います。
そして20万人余卒業生と絆を強くし名城の仲間としてお互い助け合い、名城大学の発展に寄与しましょう。
名城大学の先輩として、また、人生の先輩として皆さんに3点、お願いをしたい事があります。
その1は、名城大学卒業生として「誇りと自信」を持っていただきたいと思います。
昨年12月9日、吉野彰先生が、ノーベル化学賞を受賞しました。
平成26年には赤崎勇終身教授がノーベル物理学賞を受賞しました。私立大学で2回目のノーベル賞受賞は名城大学が初めてです。
ノーベル賞発表のとき、「名城 ユニバーシティ」という言葉が世界に流れました。
名城大学はノーベル賞受賞大学として有名になったのです。
ノーベル賞を受賞した名城大学で学んだ卒業生として誇りをもち、自信をもって人生を歩んでいただきたいと思います。
その2は、「ナンバーワン」をめざしていただきたい、と思います。
名城大学は小原章裕学長をはじめ、それぞれの分野で立派な研究結果を発表している先生が多く見えます。
皆さんはその立派な先生の元で学び研究をされてきました。これからはそれぞれが進まれる分野で学んだ知識・技術を発揮していただきたいと思います。
そして、その分野でナンバーワンをめざしていただきたいと思います。
さすがに名城大学の卒業生は違う。と、周囲から評価を得る人物になっていただきたいと思います。
その3は、「時代は動いている」ことを認識していただきたいと思います。
科学技術は、早いスピードで変化しています。数年前に通用したことが、現代では通用しないことが多くあります。
人工知能、自動運転の社会がすぐ近くまできています。「ET革命」が豊かな社会を構築するでしょう。
時代は動いていることを認識して、仕事・日常生活に生かしていただきたいと思います。
先輩として3点お願い致しましたが、名城大学は6年後に開学100周年を迎えます。その時には皆さんのお力を貸していただきたい。
一緒に母校名城大学の発展に貢献しましょう。
最後に、名城大学の更なるご発展と皆さんのご多幸・ご健勝を祈念いたしまして、
名城大学卒業生を代表して、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
本日は、誠におめでとうございます。
令和2年3月17日
名城大学校友会 会長 山田 弥一
以 上
〇 参 考
卒業式が中止になりましたので、卒業式で卒業生の皆さんにお話しする内容を
ホームページをお借りしてお伝えすることにしました。
卒業記念品の「名城ネクタイ」「名城ハンカチ」の贈呈は初めてのことであります。
社会人になっても母校名城大学を忘れることなく、ご利用していただければありがたく思います。学位記等とともに、ご自宅へ送りますので受領願います。