東日本大震災に伴う校友会東北支部会員への支援御礼と支援状況報告
東日本大震災に伴う校友会東北支部会員への支援御礼と支援状況報告
東北支部長 野神 修 (S.37.理工学部 土木科 卒)
東日本大震災の被災卒業生に対しまして、全国校友会会員の皆様あげてのご支援に衷心より厚く御礼を申し上げます。
今回の震災は、その実態が解明されるにいたり、1000年に一度のM9.0を超える大地震と、100年に一度の大津波で、仙台市沿岸部でさえ9mを、三陸沿岸では20~38mを超える津波で、建物の流出や床上浸水に加え、福島原発の大事故・放射線の被害を及ぼすほど凄まじいものでした。また、宮城、福島、岩手3県における8月1日現在の死者・行方不明者が、2万1千人弱、家屋の全壊・半壊が、16万5千棟、避難者はピーク11.2千人余の被害が発生致しました。名城大学卒業生も、東北6県500人強の内140名程度が大なり小なりの被災を受け、太平洋沿岸部を中心にかなりの被災を受けた方は約40人程度おられます。幸い卒業生の死亡・行方不明者の報告はありませんが、連絡の取れない15名の方々の無事を心より願っております。
これらの事態に対して、名城大学校友会からは、速やかに支援・義援金の対応をして頂きました。又、大学からは気仙沼市大島で今西学務センター長を隊長にボランティア活動をして頂きました。 そして、スポーツ・文化後援会からは、仙台市立病院へ医療関係の支援物資があり、さらに、単独でも校友会や学生の方々から色々な形でご支援を賜りました。各支援に、被災者はじめ仙台市長ほか、地元関係者から丁重な御礼を頂いておりますことを、ご報告申し上げます。尚、校友会の支援金・義援金を受取られた卒業生からは、「この苦境の中、温かい支援に嬉しくて涙が出ました」、「呆然自失のなか心温まる支援に強く生きる気持が湧いてきました」、「温かい皆さんの気持に名城大学卒業生として誇りに思う」等のお礼状を頂いておりますことも、ご報告申し上げます。それと共に、本格的な復旧・復興はこれからであります。今後とも引き続き、ご支援を賜りたく、よろしくお願い致します。
最後にもう一つお願いですが、東北は、地震被害に加えて原発事故による風評被害も含めて大変経済が落ち込んでおります。全国の皆さんをはじめ、親戚縁者共々この夏休みや休暇を利用してほぼ復旧を終えた松島や、今回世界遺産に登録されました平泉をはじめとした東北地区の観光地においで頂き、観光面でも支援して頂きたくお願い申し上げます。(8月1日)
更新日:2011年08月04日