2018年 富士山女子駅伝報告

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2018年 富士山女子駅伝報告

ついに、その時がやって来た。『真の日本一の瞬間です!名城大学 初優勝!全日本との2冠を成し遂げました』

競技場へ向かう車のテレビから聞こえたアナウンサーの声と共に、そこには両手を上げてゴールテープを切る高松選手が映し出されていた。

 その3時間前の9時15分、私は友人の車と自宅を出発した。 その頃、応援者達は、近県各地や前泊地から新幹線、車などでスタート地点や各応援場所へ続々と集結していた。 関東支部は、朝6時に東京を出発し、中央高速道路を経由して5区の応援場所へ。 山梨県支部は、7時に甲府を出発し、2区の応援場所へ向かっていた。

 10時、私達は新富士駅で大阪支部の5名を迎え、2台の車に分乗し、4区の応援場所へ向かった。

 テレビでは、丁度スタートした1区の青木選手が快調にレースを引っ張っている。

 4区応援場所の駐車場で、更に2組のグループと合流して総勢16名程になった。

 愛知県内から車で前泊されて来られたご夫婦。 名城大学関係者ではないが、玉城選手のファンで名城チームを応援してくれていた近隣のご夫婦、ご兄弟家族も参加してくれた。その場で「応援ガイド」を配布し、本日のメンバーを伝えて、幟旗、手旗、ジャンパーを手渡した。

 駐車場前の道路では、昨年同様に加世田選手がウオーミングアップをしていた。『梨花!頑張れ!』と声をかけるが、その表情は、集中していた。 そこから歩いて応援場所の富士川河川敷沿道へ出た。そこで待っている間に「松浦選手がトップに立った」と情報が入った。その瞬間、中継車が見えた。

一斉に『かな~ 頑張れ』の声援を送る。この富士山で、先導の白バイの後に名城の選手が走って来たのは初めてであり、この頃から気分が徐々に高まってきた。それから車4台で6区の応援場所へ向かった。

 加世田選手は徐々に立命館大学に差をつけていた。大東文化大学にも詰められていない。

 6区の応援場所に到着して、手旗、応援ガイド等の配布も終えて待ち構えていると、一直線の彼方に中継車が見えて来た。気分は更に高まっていた。そしてサングラス姿の、あの淡々と走る玉城選手の姿が見えた。

 玉城選手のファンだと言って応援に参加してくれた女性は『かんなちゃん~頑張って~』と黄色い声援を繰り返していた。そして「かんなちゃんを間近で応援出来て、しかもトップで来てくれて本当に嬉しいです。この応援に誘ってくれてありがとうございました。」と感極まりながら応援場所を後にした。「こちらこそありがとうございました」と言って見送った。 愛知県内から来られたご夫婦とも、ここでお別れをした。

 交通規制解除を待って、ここからは車2台で競技場を目指した。そして車のテレビで優勝の瞬間を見る事となったのである。 

 程なくして、7区応援場所の駐車場へ着いた。そして、待ち構えていた応援者達とガッチリと勝利の握手を交わし幟旗、カラーコーンを回収した。その傍らを歩いていた地元の人から「名城大学、おめでとう」と声をかけられた。

 競技場に着くと、丁度表彰式が始まる時であった。そして待ちに待った『第一位! 名城大学』の場内アナウンスが流れると、名城応援席から拍手とスティックバルーンからはじかれた音が一斉に沸き上がり、競技場スタンドに響き渡ったのであった。

 レース前、故障や不調などが伝えられていたが、終わってみれば区間賞3名、区間2位が3名、同4位が1名で大会新記録、2位に1分29秒差をつけた素晴らしい記録とそして感動を与えてくれた。 まさに『集大成に挑んだLASTRUN』であった。 選手の皆さん、チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。そしておめでとうございます。

 最後に、応援に関わって戴きました全ての皆様に感謝し、御礼を申し上げます。ありがとうございました。

  校友会静岡県支部 副支部長

  富士山女子駅伝応援企画担当 山田 光一

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地区:13.静岡|更新日:2019年01月23日